“リレー・バルブをはじめとした、ブレーキ機器の総点検を今年も必ず実施してください !!!”
「冬季のトレーラのブレーキ引き摺りによる火災にご注意ください」
2023年11月22日
厳冬期に成りブレーキ機器の凍結等により、ブレーキ・システムが正常に作動しなくなると、タイヤがロックしたり、ブレーキ引きずりを起こしたりして、ブレーキ作動不良が発生し、最悪の場合車両火災に至る事が想定されます。
ブレーキ機器の凍結を防止するためには、日常点検でのエア・タンクの水抜きが大変重要です。また、特に冬期に入る前のブレーキ機器の点検整備や、ブレーキ回路系統をはじめとした機器部品の内部の水分除去や、グリスアップを行う等、正常な作動をする様な機器の保全に努めて頂く事がとても重要になります。
例年のお願いになりますが、今年も冬季に入る前に忘れず実施頂けるようお願い申します。
冬期のトレーラ火災の未然防止に関するお願い事項
1.冬期前にブレーキ機器の点検整備の実施
(1)トラクタ及び、トレーラの全てのエア・タンク内の水分有無の点検及び、除去。
※エア・タンク内に凝水がないことの確認は、法定点検項目(日常点検)です。
(2)トラクタのエア・ドライヤの点検整備。
※乾燥剤やフィルタなどの定期交換や、オイル・セパレータ等の整備も必要です。
(3)トレーラのリレー・エマージェンシ・バルブ内部の水分有無の点検及び、除去。
※エア・タンク内の凝水を完全に抜いても、リレー・バルブ内部の水分までは抜けません。
分解整備により、内部の水抜きを確実に行ってください。
(内部のグリスアップも忘れず願います)
2.その他、トレーラの整備要領等に従って点検整備を実施下さい。
(1)トラクタ及び、トレーラの全てのエア・タンク内の水分有無の点検及び、除去。
※エア・タンク内に凝水がないことの確認は、法定点検項目(日常点検)です。
(2)トラクタのエア・ドライヤの点検整備。
※乾燥剤やフィルタなどの定期交換や、オイル・セパレータ等の整備も必要です。
(3)トレーラのリレー・エマージェンシ・バルブ内部の水分有無の点検及び、除去。
※エア・タンク内の凝水を完全に抜いても、リレー・バルブ内部の水分までは抜けません。
分解整備により、内部の水抜きを確実に行ってください。
(内部のグリスアップも忘れず願います)
2.その他、トレーラの整備要領等に従って点検整備を実施下さい。
-- 凝水 ( ぎょうすい:水蒸気が凝縮 (ぎょうしゅく) して出てきた水 ) --
なお、ブレーキ機器の点検整備は、専門のサービス工場(認証工場)で受けて下さい。
トレーラをご利用のお客様におかれましては、気温が低下する冬期を迎えるにあたり、
下記パンフレットをご一読いただきますようお願い致します。
「リレー・バルブ点検、エア・タンク水抜き」(昭和飛行機工業のサービスニュース)」
製品に関するご相談・お問い合わせ
担当:陸上輸送機器事業部 技術営業統括部 営業部 営業1課
TEL:042-541-8882
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