昭和飛行機工業株式会社 Recruiting Site

陸上輸送事業

Manufacturing Business

航空機製造技術をベースに陸上輸送業界をリードします

昭和飛行機工業の陸上輸送事業への参画は、1945年頃まで遡ります。戦後、日本は航空機製造を禁止された「空白の7年間」を迎えることとなります。当社も昭島工場を米軍に接収され、航空機を製造することが出来ず、米軍車両・航空機などの整備事業を手掛けることとなりました。米軍車両整備事業では、航空機用燃料給油車、消防車など様々な特殊車両を手掛け、米軍車両の斬新な技術と生産管理技法を習熟することとなります。この経験を活かし、1955年に防衛庁(現防衛省)へ向け航空機用燃料給油車を納入。これをきっかけに陸上輸送事業における特殊車両※分野に参入することとなりました。

※特殊車両とは、いわゆる「はたらくクルマ」のこと。「はたらくクルマ」は、昭和飛行機工業のような架装メーカーが製造するボデー(荷台部分)を、トラックメーカーが製造するシャシー(ボディを搭載していない車両)に架装して製造されます。

アルミ製タンクローリーのパイオニアが手掛ける

新超短尺24klセミトレーラー

昭和飛行機工業は、航空機製造で培ったアルミ加工技術を応用し、軽量かつ耐久性に優れるアルミ合金製タンク車を業界に先駆けて開発しました。

タンクローリーの開発・製造にあたっては、危険物である石油類を運ぶ車両であることから道路交通法関連法規をはじめ、消防法など様々な法規により制限され、これに対応した車両であることが求められます。

2016年の法改正により、トラクタの第5輪荷重が10tから11.5tに引き上げられました。当社はこの新法規にいち早く対応し、他社に先駆け商品化。法改正前と同じ積載量ながら、車両全長を短くすることに成功し、その扱いやすさから業界より高いシェアを頂いております。

食品系の粉粒体運搬車で圧倒的シェア

食品系バルク車

粉粒体運搬車(バルク車)とは紛体を運ぶ特殊車両のことで、身近なものでは砂やセメント、グラニュー糖、小麦粉などを運びます。

昭和飛行機工業は、1966年に独バルク車有力メーカースピッツァ社と技術提携。以来その開発・製造を手掛けており、特に食品系(グラニュー糖、小麦粉など)バルク車は国内で圧倒的シェアを誇ります。食品系バルク車は、食品衛生上の配慮が特に求められ、例えば、グラニュー糖バルク車は、タンクがアルミ合金の二重構造になっており、その中間に断熱材を挿入することで外気温に左右されずにグラニュー糖を輸送することが可能です。

日本の空を支える

航空機用燃料給油車・サービサー

1955年に防衛庁(現防衛省)へ向け航空機用燃料給油車を納入して以来、給油車両のトップメーカーとして日本の空を支えて参りました。給油車両は航空機への給油を目的としておりますので活躍の場は空港です。航空機への給油方式は、空港の規模により「ハイドランド方式」(国際空港など)と「レフューラー方式」(地方空港、自衛隊基地など)の2通りあり、それぞれの方式によって使用される車両が異なります。

昭和飛行機工業は、全国の飛行場で使用されている各給油車両の70%を手掛けております。


(出典元 陸上自衛隊HPより引用)

日本国民の安全を支える

シェルタ

当社が手掛ける各種シェルタは主に防衛省向けに供給され、内部に通信機器やレーダー機器等を搭載し、自衛隊の活動拠点などで運用されています。

シェルタ筐体にはアルミとハニカムパネルが用いられており、他の構造のシェルタと比較すると20%も軽量で、より多くの資機材を搭載することが可能。また、軽量であることから災害現場などへの車両や航空機での輸送も容易であるという特徴があります。さらに、独自のノウハウにより電磁シールド特性にも優れ、高性能・高機能なシェルタとして防衛省へ累計400台以上の納入実績があります。
(先頭車両に搭載された当社シェルタ)